JNTOが2017年通年の訪日客数の推計値を発表しました

すでに様々なメディアで報道がされているとおり、16日、JNTO(観光庁)が昨年の訪日客数は2869万人と発表しました。戦争や自然災害、金融危機が起きない限り、2020年にはあっさり4000万人に到達しそう。さてさて、このデータからはどんなことが読み取れるでしょう。以下、堀田の感想です。

・中国・韓国が700万人超え。これまでは中国独り勝ちという感じがしましたが、韓国が迫ってきました。前年比40%増です。ちなみに、弊社で運営している宿泊施設も、1月に入ってから韓国からのお客様が劇的に増えており、このデータ結果に納得しました。韓国が増えている大きな要因は、LCCの新規就航。地方自治体は、最寄り空港の韓国からの便数を確認してみるとよいかもしれない。

・東アジア4か国(中国・韓国・台湾・香港)の全体に占める割合は、2016年の72%→74.2%。堀田はお客様に対してこれまで「だいたい7割」と説明していましたが、これから「だいたい4分の3」と説明しよう。

・インドネシアは30%増。まだまだ増えるでしょうね。私はこれまで「ハラル認証は必須ではない」という立場でお話していましたが、最近認証にこだわる人によく会うので、マレーシアと同様の現象が起きているのかなとも感じます。そのため、インドネシア人の回遊スポットがある三鷹市や川崎市および沿線の鉄道会社は、ハラル対応の飲食店情報をしっかり提供すると、旅行客の滞在時間が格段と上がります。ジャカルタの大ジブリ展が昨年始まったばかりでノウハウがない三鷹市はともかく、川崎市がなぜその辺力を入れないのか・なぜトンチンカンな対策をしているのか、私にはさっぱりわからない。

・ベトナムは32%増。爆買いが中国からベトナムにシフトしたという話があるが、それはベトナム人技能実習生による送金でベトナム人家族が日本に旅行に行けるようになり、日本のモノを買い求めるようになったーという見方もあり。ひと昔前のフィリピンと、お金の流れの構造が若干似ている。JNTOの資料によると、旅行博、LCC直行便、報奨旅行などが要因だそう。

・ロシアは40%増。ロシアの方ってあまり見かけないのですが、JNTO資料によると「これまでロシアでは、経済制裁を受けたルーブルの下落や経済の停滞により、長らく外国旅行需要自体の低迷が続いていた」ということです。新規路線就航、運賃値下げ、ビザ発給要件の緩和などで著しく伸びたとのこと。まだ数は7万人と小さいですが、今35万人のインドンシアも、2012年ごろはそのくらいでしたからね。


以上、堀田の感想でした。

より関心のある方は、JNTO(観光庁)の資料をご覧いただき、またこちらのページに感想など投稿いただけたらうれしいです。